2005.06.06

【解説】日常診療での「ヒヤリ・ハット」、2004年4〜9月までに8万8601例が報告

 厚生労働省が取り組んでいるヒヤリ・ハット事例収集・分析事業で、2004年4〜9月までに収集された8万8601例に関する分析結果が報告された。特定機能病院、国立病院・療養所の医療機関を対象にインシデント事例を収集、集計・分析した結果を公表しているもので、2001年10月にスタートし、今回の報告で13回目を数える。インシデント事例とは、患者に傷害を及ぼすことはなかったが、日常診療の場で"ヒヤリ"としたり"ハッ"とした事例をいう。

 報告対象期間は、2004年4〜9月。報告事例総数は8万8601件で、前回の1万3443件を大幅に上回った。

 今回は全体の分析結果を紹介したい。

 まず発生月。6月にピークがあった。報告書では、「4月採用新人看護師の馴れが生じる6月、7月にヒヤリ・ハット発生ピークがあるのかもしれない」とコメントしている。

 発生時間帯。これまでの結果同様、6〜7時台になると増加し、10〜11時台にほぼピークに達していた。12〜19時まで次第に減少していき、深夜帯の発生は少ないという日内変動を示した(詳しくは有料ネット講座「まさかの時の医事紛争予防学」で提供しています)。

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 製薬企業と医師との付き合い方はどう変わる? ニュースウォッチャー井上雅博の「世相を斬る」 FBシェア数:371
  2. 学会はスーツで行くべきなのか 倉原優の「こちら呼吸器病棟」 FBシェア数:756
  3. 若年男性に生じた腹痛、必ず聞くべきことは? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
  4. お尻に注入しないで!(食事中に閲覧しないで) 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:374
  5. 病院の「介護医療院」転換に予想外の傾向! 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:31
  6. 民間病院から大学教授を毎年輩出する秘訣 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:60
  7. 脳梗塞超急性期のEarly CT signとは 今さら聞けない画像診断のキホン FBシェア数:0
  8. ポケットを伴う褥瘡に有効な「創内固定」 古田勝経の「褥瘡はフルタ・メソッドで治る」 FBシェア数:72
  9. 60歳代女性。胸部異常陰影 日経メディクイズ●胸部X線 FBシェア数:0
  10. 記憶障害のみでゆっくり進行する認知症とは 発見者の金沢大学脳老化・神経病態学(神経内科学)教授山田正仁氏に聞く FBシェア数:141
医師と医学研究者におすすめの英文校正