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2005.05.13

カスピ海ヨーグルトの粘り成分がストレスからお肌を守る、フジッコが発表

 フジッコは5月10日、静岡県立大学薬学部との共同研究で、カスピ海ヨーグルトの乳酸菌であるクレモリスFC株が産生する粘り成分が、ストレスが加わった時の肌の機能障害を予防する作用があることを明らかにした。研究成果は5月13〜15日に東京で開催される日本栄養・食糧学会大会で発表するという。

 独特の粘りがあるカスピ海ヨーグルトは、家庭で容易に作り増していくことができるため、日本国内にも広がっている。元々は京都大学名誉教授の家森幸男氏が長寿で有名なコーカサス地方から持ち帰って紹介した。

 研究グループは、過密負荷環境にマウスを置き、FC株で作ったカスピ海ヨーグルトを投与した。すると、正常飼育群に比べて過密負荷環境のマウスは胸腺や卵巣の萎縮、皮膚の血流低下などが観測された。しかし、過密負荷のストレスをかけた群のなかで、カスピ海ヨーグルトやその成分を投与した群は、胸腺や卵巣の萎縮、胸腺の低下、皮膚血流量、皮膚再生率などが有意に改善したという。

 同社はほかに、クレモリスFC株が牛乳中で発酵する際、自体の至適温度で発酵する他の菌に対して抗菌性があることを報告する発表を併せて行っている。

 本発表のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)