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2005.04.27

シャンプーを変えると、ぐっすり眠れる!? 「いい香り、いい泡立ち、いいデザイン」で睡眠が改善

 不眠に悩む人が増えている。そんな人にとって、興味深い研究成果が報告された。夜、入浴時に、いい香りやいいデザインのシャンプーを使うと、その晩はよく眠れる、というもの。

 この実験を行ったのは、杏林大学医学部精神神経科教授の古賀良彦氏ら。19〜24歳の8人の女性を対象に、1日は香りが良く、泡立ちが良く、ボトルデザインも美しい「快感刺激系(嗅覚、触感、視覚を刺激する)」のシャンプーとコンディショナーを、もう1日は快感刺激系の要素を含まないシャンプーとコンディショナー(対照品)を使用して洗髪してもらい、その夜の睡眠中の脳波をポリソムノグラフという装置で測定した。

 入浴は午後8時。その際、シャンプーは1分30秒、トリートメントは1分間行った。午後11時にベッドに入ってもらい、午前7時に起こした。

 この結果、「快感刺激系」のヘアケア剤を使ったときは、対照品のときに比べてベッドに入ってから入眠までの時間が8分間早まり、睡眠中の1時間当たりの中途覚醒の回数は8.8回少なかった。

 睡眠効率(就寝時間に対する睡眠時間の割合)は、「快感刺激系」は97.7%で、対照品は80.8%と、「快感刺激系」でシャンプーすると睡眠効率が高かった。

 このことから、シャンプーやトリートメントを「快感刺激系」に変えるだけで、眠りが改善する可能性がある。ただし、自分が好まない香りやデザインだと、睡眠改善効果は得られないだろうという。

 というのも、シャンプー後に実施した心理評価で、「爽快感」「リフレッシュ感」「うっとり感」といった項目を高く評価した人は睡眠効率が改善し、そうした項目に変化がなかった人は、睡眠効率が改善しなかったという。この結果は、5月に開催される日本睡眠環境学会と、6月に開催される日本睡眠学会で発表する予定という。

 シャンプーをすると、頭皮へのマッサージ効果で血流がアップするため、リフレッシュ効果も期待できる。お気に入りの香りやデザインのシャンプーを見つけて、さっそく試してみてはいかが。(黒住紗織、日経ヘルス