2005.04.27
処方せんを読む◇正常眼圧緑内障に出された2種類の点眼剤(DIクイズ)
日経ドラッグインフォメーション2005年4月号から、「処方せんを読む◇正常眼圧緑内障に出された2種類の点眼剤」を紹介します。お試しください。
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45歳の男性Sさんが、眼科診療所を受診した帰り道に薬局を訪れました。病状を確認すると、Sさんは次のような質問をしました。
最近、何となく物が見えにくい感じがしていたため、眼科に行き検査をしてもらいました。その結果、先生から正常眼圧緑内障という病気だと言われました。目薬を2種類使うように言われたのですが、眼圧が正常なのになぜ2種類も薬が必要なのですか。私の目の具合はそんなにひどいのでしょうか。
■処方せん
(1) チモプトール0.5% 5mL
(2)
デタントール0.01%点眼液 5mL
1日2回 朝夕 両眼に点眼
Q1 Sさんに、β遮断剤のチモプトール(一般名:マレイン酸チモロール)と併せて、デタントール点眼液(一般名:塩酸ブナゾシン)が処方されたのは、次のうちどの作用を主に期待したからと考えられるか。
(1) 散瞳による眼圧降下作用
(2) 血管収縮抑制による眼内血流量増加作用
(3) α受容体遮断による眼圧降下作用
(4) プロスタグランジンF2α誘導による視神経保護作用
Q2 正常眼圧緑内障では眼圧が正常であっても治療が必要なのはなぜか。
答えは本誌2005年4月号をご覧下さい。日経BP記事検索サービスでもご覧になれます。