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2005.04.26

生命保険担保に有老ホーム入居一時金を賄う リバース・モーゲージで調達する仕組みが近々登場

 神奈川県内などで有料老人ホーム「ヒルデモア」を5施設運営する横浜市港北区のサミュエルは、資産はあるが入居一時金の現金支払いが難しい入居希望者向けに、終身生命保険を担保とするリバース・モーゲージのスキームを開発中だ。

 リバース・モーゲージは通常、不動産などの資産を担保に融資を行い、死亡時に資産を売却し一括返済する仕組み。しかし、なかなか普及していないのが実情だ。不動産の場合、デフレリスクによる担保割れなどもマイナス要素と言われている。

 サミュエルのスキームでは、入居者は入居一時金後払いの入居契約をし、この入居一時金債権を元本に準金銭消費貸借契約を結び、生命保険を担保として提供する。死亡時には生命保険金を原資に一括返済する。

 これまでにない事業スキームのため課題は多いが、サミュエルでは既にこの事業のビジネスモデル特許を出願中。1、2年後をメドに、同社のホームだけでなく、提携する他社のホームにおいても、入居一時金の支払いにリバース・モーゲージの仕組みを導入したいとしている。詳細は「日経ヘルスケア21」5月号の特集「激変!有料老人ホーム」を参照されたい。(千田敏之、日経ヘルスケア21