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2005.04.20

新刊紹介:「医薬品マーケティングの基本戦略」

 マーケティングとは、「求められるものと求める人を結びつける技術」だと言うことができます。物々交換しかなかった大昔ならいざ知らず、お金を払えば地球の反対側にある製品も購入できる現代社会は、マーケティングなしでは成り立ちません。患者のために必要な治療を選択して実施する医療行為も、広い意味では立派なマーケティングの実践例ということができます。

 医薬品マーケティングには、必要な薬と患者を結ぶという重要な役割があるはずなのに、なぜ活発な議論が起こらなかったのでしょうか。それは、常に副作用のリスクを伴うという商品特性、医師や薬剤師を介さなければ購入できないという特殊な流通経路、自由に広告すらできない様々な法律上の規制、など他産業にはない複雑な事情があるためでした。

 しかし、著者の一人であるミッキー・スミス氏は、40年の経験を経て「医薬品マーケティングには他の分野と同様に原理が存在する。複雑な環境要因のために、それが通用しないように誤解されているだけだ。本書では原理と実践について書いた」と述べています。良い薬をそれが必要な患者に届けられるように、医薬品企業が会社として生き残れるように、本書からグローバル時代の医薬品マーケティングをくみ取ってください。(日経メディカル別冊編集部)

定価(4800円+税)
発行:日経BP
発売:日経BP出版センター
2005年3月22日発行
ISBN4-8222-1118-5

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