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2005.04.04

被告席の医師は何を思うのか その3

■私の主張を「うそでたらめ」と言われた■

 W.D氏は2人の弁護士を代理人に迎え裁判に臨んだ。

 「裁判の日には、ほとんど足を運びました。弁護士さんが裁判官の心証という面があるから出た方がいいと言ってくれたからです。そうしないと、相手方の訴状だけで判断すると、私がどれほどかひどい極悪人かという印象を受けるとも言われた。いいかげんなやつだとか思われてしまう。それが、やっぱり直接顔を見ると、ああこいつはこんな人間なのか、というのが分かるはずです」。

 ただ、裁判が15年と長期に渡ったため、裁判官が何人替わったか分からないほどだったという。「心証のことは書き送りしないだろうから、残念ですよね」。

 訴状に対しては、とても腹に据えかねたというW.D氏。「準備書面でも、私の主張はうそである、とか、でたらめであるとかしか書いていない。これが私はものすごく腹に据えかねました。だからこちらが準備書面を作るときは、とても疲れるのです。本当に腹が立つから」。 

 「私は法廷で一番最初に宣誓しているわけですよ。うそ偽りは申しませんと。だから、私は法廷でうそ偽りは言っていない。それを相手方はうそである、でたらめであるといってくる。私は何度弁護士さんにお願いしたか分かりません。私をうそつき呼ばわりするのは無礼だ、法廷侮辱じゃないかと言わせて欲しいと」(詳細は有料ネット講座「まさかの時の医事紛争予防学」へ)。