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2005.03.29

輸血液在庫が危機的状況、大阪府が異例の献血呼びかけ

 大阪府は3月28日、献血への協力を呼びかける「緊急アピール!!O型、AB型血液大ピンチ!!−献血にご協力ください!−」を発表した。輸血用血液が激減し、血液在庫が危機的状況に陥ったためで、「このような状況が続くと、医療機関の血液要請に応えられない恐れがある」と訴えている。

 大阪府などのまとめによると、3月28日午前9時現在、適正在庫数6000人分に比べ、在庫数は2764人分しかないという。適正在庫数と在庫数の差である過不足数は、すべての血液型でマイナスで、A型が1268人分、O型が1319人分、B型が279人分、AB型が370人分、それぞれ不足している。

 このため、大阪府赤十字血液センターは、献血バスでの呼びかけを強化するなど対策を講じている。しかし、年度末年度始めは、多くの献血協力が見込める学校献血や企業献血が実施できないばかりか、ここ数日の雨の影響もあり輸血に必要な血液が確保できていないという。

 大阪府の発表資料は、こちらへ。(三和護、医療局編集委員)