2005.02.01

【サプリ&機能性食品2005速報】 森永乳業、ビフィズス菌BB536の花粉症改善効果を発表 新商品BB536ヨーグルトを発売前にお披露目

 森永乳業は、1月26日〜28日に開催された「サプリ&機能性食品2005」で、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌B536が花粉症を軽減するというヒト試験による研究成果をパネル展示した。また、花粉対策ヨーグルトの新商品「BB536ヨーグルト」(120g入り、100円)を2月8日の発売に先がけてお披露目した。花粉症対策ヨーグルトなどでは、乳酸菌を含むものが従来からあったが、ビフィズス菌をメーンにしたものは初めて。

 同社は2004年の花粉症シーズンに、花粉症の自覚症状がある男女40人を二群に分け、一方にはBB536を20億個以上含むヨーグルトを、もう一方にはBB536を含まないヨーグルトを食べてもらう実験を実施。花粉飛散前の04年1月中旬から4月20日過ぎまで、14週間食べ続けてもらった。

 その結果、BB536摂取群では特に目の症状と鼻のかゆみが改善。また、採血して調べると、「スギ花粉特異的IgE値」(花粉症初期に上がる数値)が、BB536非摂取群に比べて有意に低かった。

 BB536が腸管の免疫細胞に働きかけて、ヘルパーT細胞のバランスをTh1に傾けてアレルギーを抑制するとともに、腸内細菌そうを整えてTh1とTh2のバランスを保つという「二つの相乗効果が表れたのではないか」と、同社食品研究所は推測している。

 すでに、ビフィズス菌BB536入り「ビヒダスヨーグルト」(500ml)は、「おなかの調子をよくする」という表示を許可されたトクホ(特定保健用食品)になっている。このヨーグルトは、100g中に20億個以上のビフィズス菌BB536を含む。

 新商品BB536ヨーグルトは12億個以上のビフィズス菌を含む。臨床試験に利用したときの菌数より少ないが、同社研究所第3開発室の小田巻俊孝研究員は、「これまでのビフィズス菌研究から、BB536ヨーグルトを2週間食べ続ければ腸内細菌そうのバランスが改善することがわかっており、新商品の量でも花粉症予防の効果を十分に期待できる」と語る。(熊介子、日経ヘルス

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 若年男性に生じた腹痛、必ず聞くべきことは? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
  2. 学会はスーツで行くべきなのか 倉原優の「こちら呼吸器病棟」 FBシェア数:500
  3. 病院の「介護医療院」転換に予想外の傾向! 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:22
  4. お尻に注入しないで!(食事中に閲覧しないで) 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:297
  5. 民間病院から大学教授を毎年輩出する秘訣 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:43
  6. 大腸癌検診は旧態依然でいいの? 田中由佳里の「ハラワタの診かた」 FBシェア数:27
  7. 記憶障害のみでゆっくり進行する認知症とは 発見者の金沢大学脳老化・神経病態学(神経内科学)教授山田正仁氏に聞く FBシェア数:95
  8. 最年少教授が拓く「臓器の芽」による新移植医療 特集◎再生医療はここまで来た!《4》 FBシェア数:233
  9. 中年期以降の飲酒量と認知症のリスク BMJ誌から FBシェア数:106
  10. 60歳代女性。胸部異常陰影 日経メディクイズ●胸部X線 FBシェア数:0
医師と医学研究者におすすめの英文校正