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2005.01.27

【ヘルスケア2005速報】 デイサービスの送迎の効率化と利用者サービス向上に貢献する送迎バス到着お知らせシステム「Dコール」

 「まもなくデイサービスのバスが到着します」――ドコモエンジニアリング北陸が製品化した「Dコール」は、衛星位置情報システム(GPS)を利用して、送迎バスの到着を施設利用者に通報するシステムだ。送迎バスがあらかじめ登録された利用者の自宅に近づくと、利用者の自宅に自動音声で到着を知らせる電話がかかる。

 バスが時間通りに巡回するのは難しいため、バスの到着を待つ利用者や家族のイライラを解消しようと開発された。自宅に近づいた時点で連絡が入るため、迎え入れの準備ができる。既に運用を開始している金沢市の施設では、送迎がスムーズになったことで、バスの運行時間が短縮するという思わぬメリットもあったという。

 現在、同社では展示会での来場者の反応を見て、今後、東京などを含む全国展開の可能性を探ることにしている。気になるコストだが、利用者数や通報頻度などによって異なるものの比較的低額だ。同社が金沢市で運用中のサービスの場合、バス1台当たりの初期費用が2万円、利用者10人、朝夕各1回の通報を行うとして、バス1台当たりの月額利用料が1万円だとしている。

 渋滞が多い地域での通報タイミングの設定など、まだ課題はいくつか残っているものの、多くのシーンでの活用が期待できそうだ。(成田龍、フリーライター)