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2005.01.27

【ヘルスケア2005速報】 楽しみながら機能回復を目指すリハビリテインメントマシン「太鼓の達人RT〜日本の心〜」

 「太鼓の達人RT〜日本の心〜」は、画面を見ながら、馴れ親しんだ日本の歌に合わせて太鼓を叩き、2人で競いながら演奏するゲーム機。太鼓のリズムと親しみある歌には、そばにいる人たちの気持ちまで高揚させる効果がある。「リハビリテインメントマシン」は「リハビリテーション」と「エンタテインメント」の合成語で、楽しみながらリハビリテーションをしていくという考え方だ。

 同社は「スピリチュアル・ヘルス(魂の健康)」をコンセプトに高齢者事業を展開している。「太鼓の達人RT〜日本の心〜」は、昨年11月、音楽療法士による制作協力のもとに開発された。高齢者に馴染み深い民謡、唱歌、童謡など20曲の中から楽曲を選び、太鼓の打点によって「見習い」から「達人」までのレベルを競う。ある老健施設では、車椅子に座ってゲームをしていた人が、思わずバチを握って立ち上がったというエピソードもあるという。

 1曲2分という時間も無理がなく、楽しみながら、映像の認知→判断、瞬発力、上肢のトレーニングなど、幅広い機能回復やトレーニング効果が得られる。立位だけでなく座位(車椅子も可)でもOK。握力の弱い場合はバチに握力支援ベルトが装備されており、また叩く力の弱い場合は「センサ感度調節」など、障害を持った人でも楽しめる。ゲーム以外にも、カラオケや体操などレクリエーションとしても幅広く活用できるので、施設に1台は欲しい「リハビリテインメント」マシンといえるだろう。価格はオープンプライス。2004年11月に出荷開始しており、全国の約10施設に納入実績がある。(成田龍、フリーライター)