2004.12.10

大塚製薬、1月から化粧品に参入 シミ・ソバカスを薄くする薬用美容液など5品を発売へ

 大塚製薬(東京都千代田区)が、化粧品分野に新規参入する。第1弾として、新しい薬用成分「エナジーシグナルAMP(成分名はアデノシン1リン酸2ナトリウムOT)を配合した薬用美容液を含む「インナーシグナル」シリーズを、05年1月21日から発売する。

 「インナーシグナル」シリーズは、薬用美容液「インナーシグナル リジュブネイトエキス」(30ml 1万500円)のほか、泡状洗顔料「同 リジュブネイトベースフォーム」(150ml 2520円)、洗顔石けん「同リジュブネイトベースソープ」(9g×10個 2100円)、薬用化粧水「同リジュブネイトローション」(120ml 5250円)、薬用乳液「同リジュブネイトミルク」(80ml 5250円)の5品。

 このうち薬用美容液には、10月に厚生労働省から医薬部外品として新しい効能効果を取得した有効成分「エナジーシグナルAMP」を配合した。エナジーシグナルAMPは、細胞を活性化させ、表皮のターンオーバーを促進することでシミやソバカスを薄くするアンチエージング成分。

 14人を対象にこの美容液を12週間使った実験では、キメの交点の数が126個から383個に増えた。交点が増えるほど、キメが整ったことを意味する。

 また、一定基準に基づき、皮膚表面のレプリカを画像処理して肌のキメの盛り上がり(皮溝の深度)を調べたところ、5.64から10.13に増えていた。これは、肌のハリが増したことを意味する。

 この二つの改善効果は、ターンオーバーが促進された結果と考えられている。

 一方、安全性に関しては、「4週間使い続けた試験で、この美容液がターンオーバーを早め過ぎないことを確認した。ターンオーバーを早めすぎると未熟な細胞ができるが、この美容液を使ったときにできた未熟な細胞の割合は10%以下だった。これは、安全とされる範囲内」と、同社ヘルスケア事業部・大津スキンケア研究室の吉野昇室長は話す。

 同社は、05年1月21日からアパレル系のセレクトショップなど約50店舗で先行発売し、3月上旬から250店程度のバラエティーショップ、百貨店2店、直営店1店で全国販売する予定。売り上げ目標は、初年度約20億円、3年後100億円としている。(黒住紗織、日経ヘルス

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