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2004.11.29

医薬品R&D競争力再生プロジェクト:日本製薬企業の問題点(5) 研究開発の効率的推進を阻害する企画部門

 日本の製薬企業には、ほぼ例外なく「経営企画」や「研究開発企画」など、組織横断的なマネジメント支援部門が存在する。これら企画部門は本来、グローバルな競争にさらされている製薬企業において、全社的な危機感を背景に、研究開発プロジェクトを強力かつ戦略的に推進する役割を担うべきである。ところが実際は、旧態依然とした組織構造の下であいまいな役割のまま放置されているため、かえって新しいプロジェクトの推進を阻害する要因になっている。

 具体的には、予算配分と称して各部門やプロジェクトの予算を一律に削ってみたり増やしてみたり、経営陣からの要請による綿密な資料作りに忙殺されているようなケースが多い。会議と承認プロセスの準備や、そのステップを体系化・形式化すること自体が主要な業務になっており、その結果として不要な作業と負荷をプロジェクトの現場に課している(詳しくはPharma Businessをご覧ください)。