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2004.11.05

渡邉美樹・ワタミフードサービス社長が病院、介護企業のM&Aに意欲

 「2020年くらいまでに、中規模クラスの病院を6〜7カ所くらい経営したい」。外食大手ワタミフードサービスの渡邉美樹社長は、日経ヘルスケア21で企画した折口雅博グッドウィルグループ会長との対談の中で、こんな構想を明かした。

 渡邉社長は個人の立場で、すでに大阪府岸和田市の医療法人幸会の副理事長として病院経営に携わっている。また、ワタミとしても今年4月、高齢者向け住宅や介護サービス事業を手がけるワタミメディカルサービスを設立し、介護ビジネスへの参入を果たしたばかりだ。

 「病院を核として、その周辺に高齢者向け住宅や有料老人ホームを造っていきたい。病院がバックにあれば、入居者は安心して暮らせる」。渡邉社長は、病院経営の狙いをこう話す。さらに、介護ビジネスについても、「今後は、企業の再編が業界の大きなテーマとなるが、いいサービスを提供していたとしても、経営者に力量がないと生き残れない。そうした企業には経営面で協力したいので、ぜひ声をかけてほしい」と語り、介護企業のM&Aに前向きであることをアピールした。

 渡邉社長は、有機野菜を生産・販売する農業子会社ワタミファームや学校法人の経営など、農業や教育といった規制分野での事業経験があるだけに、医療・介護分野でどのような経営をするのか要注目だ。

 なお、渡邉社長と折口グッドウィル会長との対談は、日経ヘルスケア21の11月号(11月8日発行)に掲載します。(沖本健二、日経ヘルスケア21