日経メディカルのロゴ画像

2004.10.29

FDAが変性円板疾患による腰痛治療に人工脊椎円板を承認、脊椎固定術と同等の効果

 米国食品医薬品局(FDA)は10月26日、変性円板疾患による腰痛治療を目的とした、人工脊椎円板「Charité」を承認した。この種の人工円板はこれが初めてで、従来の脊椎固定術と比べ、長期の有効性は同等であるという。

 Charité人工円板は、鉄板の中央にプラスチックがサンドイッチ状に挟まった構造をしている。これを問題のある円板と入れ替えることで、椎骨間の隙間を保ち、ある程度の動きを可能にするという。変性円板疾患で、最低6カ月の内科的治療を受けても腰痛が改善しない人が、同治療の対象となる。

 治験は、205人の変性円板疾患の患者で、内科的治療を6カ月間行っても痛みが緩和しなかった人を対象に、16カ所の医療施設で行った。また、99人は従来の脊椎固定術を行った。2年後に効果を比較したところ、Charité群は脊椎固定術を行った群に比べ、同等であったという。

 Charitéの製造元は、米DePuy Spine社(マサチューセッツ州Raynham)。詳しくは、FDAによる、ニュース・リリースまで。
(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)