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2004.10.26

杏林製薬、多発性硬化症治療薬を米MediciNova社に導出

 杏林製薬は10月25日、同社が創製し、気管支喘息・脳血管治療薬として国内で販売しているイブジラスト(一般名、国内での商品名はケタス)を多発性硬化症(MS)治療薬として導出することで、米MediciNova社とライセンス契約を締結したと発表した。

 この契約で杏林製薬は米MediciNova社に対し、日本、中国、韓国、台湾を除く全世界における独占的な開発、製造、販売権を供与する。他の適応についても、今後、杏林製薬が海外における事業化を検討する際、MediciNova社に第一交渉権を供与する。これに対して杏林製薬は、契約金と開発の段階に応じて受け取るマイルストーン金、発売後には一定のロイヤリティをMediciNova社から受け取る。

 イブジラストはホスホジエステラーゼ(PDE)阻害作用があり、炎症細胞の活性化を抑制する。特に好酸球のPDEを強く阻害するため、気管支喘息に効果を示す。脳における抗炎症作用があり、多発性硬化症に対する効果が示唆されているという。

 プレスリリースはこちらまで。(中沢真也)