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2004.10.20

【Pharma Business】 SCRIP MAGAZINE:見直し迫られるライフサイクル・マネジメント(上)

 医薬品業界はここ数十年間、新薬という知的所有権を盾にして大きな利益を得る独自のビジネスモデルで成功を続けてきた。特許権に守られた製薬会社は、コストや他社との競合といった市場原理を意識することなく、高価格を押し通すことができた。類似品が市場に登場しても、この図式は基本的に変わらなかった。売り上げの主力である処方薬のシェアを巡る競争は盛んだったが、価格競争にまでは至らなかった。

 近年、製薬各社は製品のラインナップに苦心し始めている。このため、従来の手法を疑問視する声が増えている。ジェネリック医薬品のシェアが着実に拡大しているのに加え、薬価に対する社会的関心が高まるにつれ、以前のような価格設定は難しくなっている。残念なことにこれまでの成功は、変化する市場への対応を鈍らせる元凶となっている(詳しくはPharma Businessをご覧ください)。