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2004.10.18

【Pharma Business】 2003年製薬企業財務ランキング(上)

 2003年の米国の株価は3年ぶりに回復したが、製薬業界は市況全体の動きに反し低迷した。製薬セクターのPER(株価収益率)は、年末時点で9.3。全銘柄平均の約半分にすぎない。03年の全産業の利益額は前年より18%上昇したが、製薬業界では100億ドル(約1兆1000億円)以上も減少した。最大手のファイザーは利益が80%以上ダウンし、ワイスも54%減っている。

 今回の「製薬企業財務ランキング」で特筆すべき点は、過去2年間トップの座にあったファイザーの10位転落だ。代わって首位となったのは、英国を拠点とするグラクソ・スミスクライン(GSK)だ。同社は処方薬の売上高で世界2位、2002年のこのランキングでは3位だった。2位にはJ&J(前回2位)、3位にメルク(同6位)、4位にアムジェン(同14位)が入った。J&Jは、過去3年連続で上位4社入りを続けた唯一の企業となった。ファイザーの急落は03年のファルマシア買収で、収益性が著しく低下したのが原因である(詳しくはPharma Businessをご覧ください)。