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2004.10.12

都区内の路上生活者、前年並みの5500人:不況の中の横ばいは自立支援の成果と都は自賛

 東京都はこのほど、2004年夏期時点で都内の道路、公園、駅、河川敷などに寝泊まりしている路上生活者数は5651人だったと発表した。このうち、23区内が5497人(97%)と大半を占める。2003年同時期と比較すると23区内は1人増、都内合計では5人減となった。

 調査は今年8月1日から7日までの1日に調査員の視認で計測した。この人数のほか、国土交通省管理河川分として、多摩川、浅川、荒川、江戸川、中川に居住する人数が23区内で797人、市町村で283人おり、これを加えた都内総計は6731人になる。

 23区内の路上生活者は1999年8月の約5800人をピークにほぼ横ばい状態が続いている。これについて東京都は、厳しい雇用労働情勢下で自立支援事業や生活保護の適用などが路上生活者の増加をくい止めたと自己評価している。

 路上生活者は著しい栄養不良や結核感染などに見舞われることも多く、大都市の公衆衛生上、健康度の向上は重要な課題になりつつある。

 東京都のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)