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2004.10.07

中外製薬、骨粗鬆症患者に対する臨床試験で副甲状腺ホルモン経鼻製剤の有効性を確認

 中外製薬は10月5日、中外製薬と第一サントリーファーマが国内で共同開発している副甲状腺ホルモンの経鼻(点鼻)製剤「CHS13440」(開発コード)について、日本人骨粗鬆症患者92人を対象とした第2相前期臨床試験で有効性と安全性が確認されたと発表した。臨床試験結果は米シアトルで開催された米国骨代謝学会で10月1日、徳島大学大学院生体情報内科学教授の松本俊夫教授が発表した。

 CHS13440は34個のアミノ酸からなる副甲状腺ホルモン(ヒト型遺伝子組換えPTH(1-34))を経鼻製剤化したもので、患者が非侵襲的に投与できるのが特徴。今回の臨床試験では、骨粗鬆症患者92人を250μg投与群、500μg投与群、1000μg投与群の3群に分け、1日1回、3カ月間継続投与した。その結果、1日投与量1000μgで骨量が2.4%増加することが確認された。投与後、一過性に血中カルシウム値が上昇する症例が数例見られたが翌日には正常値に戻った。臨床的に問題になる副作用の発生も見られなかったという。同社ではこの試験結果を基に臨床開発を進める。

 中外製薬のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)