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2004.09.30

テルモ、ガイドライン準拠の使い捨て真空採血管ホルダーを発売

 テルモは、真空採血管を装着する単回使用タイプの採血管ホルダー「ベノジェクトIIホルダーSD」を9月29日に発売した。2004年7月に発表された日本臨床検査標準協議会(JCCLS)の「標準採血法ガイドライン」で採血管ホルダーについて、「患者ごとに交換し、原則として使い捨てとする」とした規定に対応している。希望小売価格は1本12円(税別)。

 単回使用を徹底するため、採血針が外れない仕様になっており、採血後は針を装着したまま廃棄する。同社既存品と同様、テルモ製の採血針、翼付採血セット、ルアーアダプターを接続できる。

 採血管ホルダーは従来、繰り返し使用が一般的だった。しかし、使用済み採血針をはずす際、わずかながら血液が付着する場合があることが知られており、医療スタッフの汚染や患者の交叉感染を招きかねないという懸念があった。使い捨てホルダーはこうした感染リスクを低減する意義がある。一方で、従来繰り返し使用が可能だった器材を使い捨てにすることで医療機関にとっては新たなコスト増になるため、単回使用がすんなり定着するかどうか、感染リスクに対するモラルを含め、今後の課題になりそうだ。

 テルモのプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)