2004.09.28

【ピックアップ】健康食品の表示に注意 都の試買調査で、89%に関係法令に違反または違反の疑い

 東京都が実施している健康食品の試買調査で、89%に関係法令に違反または違反の疑いがあることが明らかになった。今年5月17日から6月4日にかけて実施したもので、対象食品80品目中71品目に違反あるいは違反の疑いが見つかった。

 違反などの率が高かった関係法令は、JAS法59%(対象80品目中47品目)、景品表示法54%(対象80品目中43品目)など。2つ以上の法令に違反か違反の疑いがあったのは、80品目中54品目(68%)に及んだ。

 また、成分検査の結果、80品目中3品目(4%)に医薬品成分を検出した(8月19日公表)。
 
 違反または違反の疑いのある表示は以下の通り。

 薬事法関連では、たとえば「花粉症でお悩みの方に」「体内の脂肪をどんどん燃焼させる」「疲労回復に効果がある」など、医薬品的効能・効果を標ぼうする表示がされているものがあった。

 食品衛生法関連では、「表示が全くない(無表示)」「製造者住所・氏名の表示がない」「輸入者住所の表示がない」などが見つかっている。

 健康増進法関連では、「栄養成分表示をすべきものに、栄養表示基準に基づく栄養成分表示がされていない」ものがあった。また、健康保持増進効果に関する誇大表示がある。たとえば、「体に安全な保健機能食品(栄養機能食品)として認められている」など国から許可された商品であると誤認させる表示があった。

 JAS法関連では、「JAS法で定める一括表示がない」「表示項目が足りない」「名称が一般的でない」などが指摘された。

 このほか、景品表示法関連で、「優良誤認のおそれのある表示がされている」ものが見つかっている。 たとえば、「もう、今までにない、完璧という名にふさわしいダイエットティー」「美しくスリムな理想の状態へ、いっきに変化!」「最強精力サプリメント」「今世紀最高と言われる効き目と安全性」などが具体例として挙がっている。

 都はこうした調査を元に、1.都内の製造者、輸入者または販売者に対しては、改善指導を実施、2.他道府県の製造者、輸入者または販売者及び国の所管する事項については、所管する部署に通報、情報提供し、対応を依頼、3.福祉保健局ホームページで都民に情報提供、4.関係団体へ情報提供−−などの対応をとっている。(三和護)

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