2004.09.24

ロート製薬、目にいいサプリメントを本格発売へ 米国著名医師と共同開発、国内でのヒト試験を検討中

 ロート製薬が、目の健康が気になる中高年層を対象に、抗酸化作用のあるビタミンやミネラルなどを配合したサプリメント「クリアビジョン」の販売を本格化させる。同社はすでにクリアビジョンを国内の一部医療機関内の売店で今年6月下旬から試験販売しているが、10月22日からは一般向けに同社の通販サイトで販売を開始する。クリアビジョンは60包入り、5250円。

 クリアビジョンは、米国の著名医師であるテリー・グロスマン医師との共同開発品。グロスマン医師は抗酸化や抗老化の分野でよく知られている。コロラド州デンバーで診療するほか、コロラド州立医科大学の助教授を務める。

 グロスマン医師は米国で、「トータル・アイ・フォーミュラ」というサプリメントを開発している。

 同製品は、他のサプリメント2種類と組み合わせて利用することで、加齢黄斑変性症(AMD)など、加齢に伴う目の不調を予防・改善するためのサプリメント。

 米国では、米国立衛生研究所(NIH)傘下の眼科研究所(NEI)が2001年に、米国で中途失明の主因といわれる加齢黄斑変性症に対して、多めの抗酸化ビタミンと亜鉛の組み合わせが病状の進行を抑え、失明のリスクを低減するということを、しっかりした研究に基づいて発表した。

 グロスマン医師のサプリメントは、この研究を下敷きにして開発された。

 研究によると、加齢黄斑変性症に効果があったのは、1日当たりβカロチン15mg(ビタミンA換算で25000IU)、ビタミンC500mg、ビタミンE400IU、亜鉛80mg。

 これらの成分が抗酸化力を働かせたと推測されている。

 今回、グロスマン医師はロート製薬と共同で、同サプリメントを日本向けに手直しして開発した。

 クリアビジョンには1日目安量2包中に、βカロチン3600μg、ビタミンC300mg、ビタミンE136.7mg、亜鉛24mg含む。

 また、抗酸化力の高いルテインやアスタキサンチンも含有する。

 加齢黄斑変性症に効果のあった量からすると少ないが、同研究に基づく抗酸化成分と同様のものを含有させることで、老眼など加齢に伴う目の不調を予防・改善する可能性があるとみられる。

 ロート製薬は今後、大学病院などの医療機関と組み、同製品の日本人に対する有効性を確認するための試験を検討している。(『日経ヘルス』編集部)

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