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2004.09.17

FDAが自動体外除細動器の初のOTC販売を許可

 米国食品医薬品局(FDA)は9月16日、自動体外除細動器の処方箋なしでの販売を初めて許可した。これによって、突然の心停止に備えた、自動体外除細動器の家庭などでの普及が進みそうだ。

 今回承認を受けたのは、「HeartStart Home Defibrillator」。家庭での使用を目的に作られており、2002年にFDAの承認を受けていたが、これまでは処方箋がなければ購入できなかった。内蔵のコンピュータが、自動的に除細動ショックを与えるタイミングを割り出し、音声や目に見えるガイドで、使い方を説明するという。

 FDAによると今回の承認にあたり、この除細動器が、特別な訓練を受けていない人でも、説明書だけで安全に使いこなせることが示されたという。

 HeartStart Home Defibrillatorの使用対象は5歳以上で、体重が55ポンド(約21kg)以上。突然の心停止で、体をゆすっても反応せず、正常に呼吸をしていない場合に用いる。ゆすった時に反応したり、呼吸が正常の人には使うべきではないという。

 製造元は、Philips Medical Systems社(マサチューセッツ州Andover)。詳しくは、FDAのニュース・リリースまで。
(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)