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2004.08.24

雪印、不快な風味や副作用なしに十分な鉄分を摂取できるラクトフェリンの特性を発見

 雪印乳業は8月24日、同社技術研究所が、乳に含まれるたんぱく質の一種であるラクトフェリンが多量の鉄イオンを溶解できる特性を発見したと発表した。

 同社の研究によれば、ラクトフェリンは、一般的な食品用鉄素材では溶解性が低下する消化管内でも、1分子あたり70分子以上の鉄を溶解できる。鉄を溶解して得られるラクトフェリン可溶化鉄(鉄ラクトフェリン)は生体吸収性が高く、鉄吸収率が高いとされる硫酸第一鉄やクエン酸第一鉄よりもヘモグロビン回復率やヘモグロビン再生効率がさらに高い。しかも、鉄含有食品に特有の不快な風味や胃のむかつきなどの副作用がなく、食品への応用に適していることが判明したという。

 同社では、9月8日に日本大学生物資源科学部で開催される日本酪農科学シンポジウムで研究成果を発表する予定としている。

 雪印のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)