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2004.08.23

スーダン国境の難民キャンプでE型肝炎の流行発生

 南部国境地域でのエボラ出血熱の流行がようやく終息したスーダンだが、今度はE型肝炎の流行に苦しんでいる。世界保健機関(WHO)が8月19日に発表したところによると、7月26日から8月13日までにGoz Amerの難民キャンプで急性黄疸症候群の672人が発症し、うち21人が死亡、7検体からE型肝炎ウイルスの抗体が検出された。

 流行が発生したのは、激しい内線でいくつもの村が消失したスーダン西部Gharb Darhur地方に隣接するチャド国境から100kmほど西のチャド国内に入ったGoz Amerに設けられた難民キャンプ。同様の流行はスーダン国内のGreater Darfur地方に設けられた国内避難民(IDP)キャンプでも発生している。どちらの流行も清潔な水の供給不足と不衛生によるものと見られている。WHOでは多機能チームを派遣し、感染制御と疫学的調査を進める計画だ。

 WHOのプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)