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2004.08.18

武田薬品、欧州でカンデサルタン32mg製剤の承認を取得

 武田薬品工業は8月16日、同社の100%子会社である英国の武田欧州研究開発センター社が8月10日付けで、カンデサルタン・シレキセチル(一般名、日本での商品名はブロプレス)の1日投与量の32mgまでの増量と32mg製剤の承認を取得したと発表した。欧州相互承認方式により、英国、ドイツ、オーストリア、イタリア、スペインなど欧州連合に属する14カ国での承認を得ている。

 この承認により、高血圧の患者に対し、1日1回8mgで投与を開始し、効果が得られなかった場合、最大1日32mgまでの投与が可能になった。カンデサルタンは武田薬品が創製したアンギオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)で、日本を含め、世界70カ国で販売している。

 慢性心不全患者を対象とした大規模臨床試験CHARM(Candesartan in heart failure: assessment of reduction immortality and morbidity)では目標用量として、1日32mgを採用している。アストラゼネカ社が試験を実施し、本試験成績は2003年8月の欧州心臓病学会で発表されている。武田薬品では、このCHARM試験の結果に基づき、心不全に対する効能について、今年4月に欧州当局に承認を申請している。

 欧州における承認についてのプレスリリースはこちら、CHARM本試験の発表についてのプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)