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2004.08.16

米国西ナイル熱発症者500人超す、血液バンクでの発見例も

 米国で西ナイル熱ウイルス感染による発症者が500人を超えた。蚊の活動が活発な8〜9月にはさらに患者が多発すると見られ、過去最大だった2003年を上回る規模の流行になる恐れがある。

 米疾病対策センター(CDC)が発表した8月10日現在の全米における西ナイル熱発症者は、熱症が147人、脳炎・髄膜炎が192人、その他の症状が156人。合計495人で、このうち死亡が10人となっている。CDCによる全米の集計・状況確認・発表には時間を要するため、各州が把握している発症者の合計は既に500人を超えている。実際、8月13日時点でカリフォルニア州の発症者は169人、うち死亡5人(CDC発表ではそれぞれ、102人、2人)に達している。

 蚊による感染のほか、本人が無症候のまま、血液バンクで感染が発見された例がカリフォルニア州だけで8例確認されている。蚊を介したヒト−ヒト感染は起きないが、輸血や移植、検体採取時の針刺しなどによって感染することは明らかになっており、ハイリスク者の献血禁止や献血血液のスクリーニング強化の両面での感染防止が必要となる。日本では厚生労働省が日本赤十字社と都道府県に対し、7月13日付けで北米からの帰国後の献血禁止期間を従来の3週間から4週間に延長する旨の通知を行っている。

 西ナイル熱に関するCDCの最新情報はこちら、カリフォルニア州の情報はこちらのサイトで閲覧できる。(中沢真也)