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2004.08.06

緑茶かウーロン茶を毎日飲むと高血圧を予防、1日1杯以上で、高血圧発症リスクが46%低く−−台湾の疫学調査

 緑茶かウーロン茶を毎日120ml(湯のみ1杯程度)、1年以上飲み続けている人は、高血圧の発症リスクが低いという台湾・国立成功大学による疫学調査結果が米医学誌「Archives of Internal Medicine」に発表された。

 対象は、高血圧の既往のない20歳以上の男女1507人。うち600人は、お茶(緑茶かウーロン茶)を飲む習慣のある人で、1日に120ml以上のお茶を少なくとも1年以上摂取していた。

 お茶の摂取量と血圧の関係を調べたところ、お茶を1日に120ml〜599ml飲む人は、お茶を飲む習慣がない人に比べて、高血圧の発症リスクが46%低いことがわかった。お茶を1日に600ml以上飲む人の場合は、さらに65%も同リスクが低かった。

 ただし、長期間飲み続けるほどリスクが下がるわけではなく、1年以上飲み続けている人は、10年以上飲み続けている人と同等の低リスクだった。

 緑茶やウーロン茶がなぜ高血圧の予防にいいかについては、これらに含まれるポリフェノール類による抗酸化作用などの働きによるものと考えられるが、まだ詳しくはわかっていない。

 この論文のタイトルは「Protective Effect of Habitual Tea Consumption on Hypertension」。アブストラクトはこちらまで。
(小山千穂、日経ヘルス