2004.08.03

緊急調査:「痴呆」に替わる用語、医療関係者では「反対」と「賛成」が拮抗

 厚生労働省は6月、「痴呆」に替わる用語に関する検討会を設置し、用語変更へ向けた検討を始めた。7月中に複数案を取りまとめ、関係団体等ヒアリング、国民の意見募集、家族会、医療・福祉関係者等の意見集約などを経た上で、新たな用語を決める意向だ。これを受け、MedWaveでは、会員の医療関係者に意見をうかがい、その結果をもとに新たな用語を提案することを企画した。7月14日から30日までにweb調査を実施。280人の協力が得られた。本日からその結果を報告する。

 調査ではまず、「痴呆」という用語を替えることへの賛否を尋ねた。その結果、「賛成」107件、「反対」114件、「分からない」58件となった(図1)。アンケートの実施前の予想とは裏腹に、「反対」が40.9%で、「賛成」(38.4%)と拮抗していた。

 医師(n=159)と医師以外(n=121)で比較すると、賛成・反対が逆転した(図2)。医師では、「賛成」が39.9%、「反対」が45.6%で、「反対」が多かった。医師以外では、「賛成」が36.4%、「反対」が34.7%で、賛成が若干多かった。



 年齢階層別にみたところでは、70代を除くと、高齢層ほど「賛成」が増える傾向がみられた(図3)。



 次回は、賛成・反対の理由をまとめて報告する。(三和護)

*編集部から
 このたびはアンケートにご協力ありがとうございました。短期間にもかかわらず、280人の方にご協力いただきました。この場を借りまして感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

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