2004.07.23

三洋電機、除菌・除臭、抗アレルゲン効果を発揮する電解水、電解ミストの有効性を発表

 三洋電機は7月22日、水道水を電気分解して得られる電解水と、これを霧状(ミスト)にした「電解ミスト」が除菌や脱臭などの効果を発揮することを検証したと発表した。今後、電解水や電解ミストの発生機能を備えた温風ヒーターや除湿器、空気清浄機などを順次、発売する。

 電解水とは、水道水を電気分解して得られる次亜塩素酸を含む水で、高い除菌効果を持つ。同社ではこの電解水を応用して、軽い汚れなら洗剤なしで洗える洗濯機を2001年に発売、ヒット商品となっている。この電解水を超音波振動子などで泡立てることで、霧状の電解水である「電解ミスト」を発生させることで、空気中でも同様の除菌効果などが得られたという。

 同社では今回新たに、電解水については、ダニアレルゲンの活性低下、花粉アレルゲンの活性低下、臭いのもととなる物質の濃度低下を、また電解ミストについては、除菌、浮遊カビ菌の抑制、脱臭、ダニアレルゲンの活性低下の各作用を確認した。

 このうち、花粉アレルゲンに対しては、大阪医科大学と共同で実施した研究で、スギ花粉に60分間電解水を接触させた後、スギ花粉症患者7人に皮下注射をして紅斑・皮疹のサイズを測定したところ、全員で皮膚反応が抑制され、電解水がスギ花粉のアレルゲン活性を低下させることが明らかになった。

 また、代表的な腐敗臭を発するメチルメルカプタンを水槽中に通して電解水生成をオン・オフしたところ、電解オフの状態では水槽通過後のメチルメルカプタン濃度が、4〜6ppmだったのに対し、電解オンにすると1ppm以下に低下、脱臭効果が確認できた。

 一方、電解ミストの効果検証では、6畳間相当の部屋で電解ミストを噴霧して、約1時間後に浮遊カビ菌の残存率を調べたところ、噴霧しない場合の1%以下に減少した。たばこをしみ込ませた布を入れた箱に送風した場合と電解ミストを導入した場合の比較実験では臭気が電解ミストを送った方が臭気が2分の1に減少していたという。

 同社では、電解ミスト発生機能を備えた空気除湿器「ABC-HM28」を8月1日に、電解水発生機能を備えた加湿器「CFK-VX50E、CFK-VX 70E」と全自動洗濯機「ASW-MZ700、ASW-MZ800」をを9月1日、加湿セラミックファンヒーター「RSF-DC400」を10月1日にそれぞれ発売する。

 三洋電機のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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