2004.07.15

【癌治療の将来に関するアンケート調査2004】No.6 癌治療学会が進める臨床試験登録医制度、「これから申請するつもり」が3割 

 MedWaveは米国癌治療学会の開催を機に、web上で「癌治療の将来に関するアンケート調査」を実施。6月7日から21日までに、120人の協力が得られた。調査では、日本癌治療学会が進める三つの事業についても尋ねた。

 まず、臨床試験登録医制度について申請状況を聞いたところ、回答者の中で「すでに登録済み」は5.8%で、また「これから申請するつもり」も30.0%だった。「申請しない」と回答した人が63.3%と多数だった(図8)。

 昨年の同様の調査では、回答者162人の中で「すでに登録済み」は2.5%に過ぎず、また「これから申請するつもり」も21.0%だった。「申請しない」人が76.5%と多数だった。徐々にであるが、臨床試験登録医制度が浸透しつつあるようだ。

 日本癌治療学会が進めている臨床腫瘍データベース作成事業については、「大変良い事業だと評価している」との回答が25.8%で、「どちらかといえば良い事業だと思っている」の40.8%とあわせ6割以上の人が前向きに評価していた(図9)。



 「どちらかといえば期待できないと思っている」が11.7%、「ない方がいい」は1.7%だった。「評価はこれからだと思う」も20.0%あった。

 昨年同様の調査では、「大変良い事業だと評価している」との回答が25.3%、「どちらかといえば良い事業だと思っている」は41.4%で、今回はそれほど変化はなかった。

 三つ目は、固形がん治療効果判定を、今後「New Guidelines to Evaluate the Response to Treatment in Solid Tumors」(RECISTガイドライン)に添って行うことに決定した点を取り上げた。

 この決定をどのように評価するか尋ねたところ、「大変良い決定だと評価している」は29.2%、「どちらかといえば良い決定だと思っている」の48.3%との合計で8割近くが評価していた。

 「どちらかといえば悪い決定だと思っている」は0.8%、「間違った決定だと思う」も0.8%だった。一方「まだわからない」は20.8%と少なくなかった(図10)。



 昨年同様の調査では、「大変良い決定だと評価している」は21.6%、「どちらかといえば良い決定だと思っている」の46.9%との合計で7割近くが評価していた。今回、評価する人が増えていた。(三和護)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 医師が頼れる「デキる事務職員」はこう育てる 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:68
  2. 棺桶に入るまでにやりたいことリスト (前編) テクノ アサヤマの「今日がいちばんいい日」 FBシェア数:36
  3. 「老衰」って何だろう? 短期集中連載◎なぜ今『救急×緩和ケア』なのか part III FBシェア数:100
  4. 救急診療で鑑別診断と同じくらい大切なこと 「医療」ってなんだっけ FBシェア数:0
  5. 【レッスン5】異常陰影を指摘せよ(難易度 中) 山口哲生の「目指せ!肺癌検診の達人」 FBシェア数:27
  6. 突然発症の右腰背部痛、腎機能低下も認めたら… カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:0
  7. 餅の窒息や風呂での溺水で警察は呼ぶ? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:47
  8. 胸水中ヒアルロン酸のカットオフ値はどこ? 倉原優の「こちら呼吸器病棟」 FBシェア数:18
  9. 周術期のヘパリンブリッジはもういらない? プライマリ・ケア医のための心房細動入門リターンズ FBシェア数:222
  10. 10連休における医療提供体制の確保を速やかに トレンド(DIオンライン) FBシェア数:145
医師と医学研究者におすすめの英文校正