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2004.07.01

東大病院、22世紀医療センター構想の連携企業3社を発表、計9社に

 東京大学医学部附属病院は6月30日、新たに設置する産学協同プロジェクト「22世紀医療センター」のパートナー企業として、具体的な計画について合意に至ったとして新たに3社との連携を発表した。連携が正式決定したのは、武田薬品工業、アンジェスMG、サトウスポーツプラザの各社。東大病院では今年4月に同様の提携が決まった企業6社を発表しており、これで提携企業は9社になる。新規提携が決まった3社の研究プロジェクトの概要は次のとおり。

武田薬品工業:統合的分子代謝疾患科学講座
 サブタイプを考慮した代謝疾患の臨床試験システムを構築し、低コストで効率的な代謝疾患改善薬の創製を実現する。このため、患者由来情報の統合解析手法や治療応答性、副作用発生のモデリング環境の構築を目指す。

アンジェスMG:先端臨床医学開発
 遺伝子治療学や幹細胞医学、材料工学を用いた心血管疾患の新規治療法開発と臨床応用を目指す。併せて新技術と新規遺伝子などに関する知的所有権取得を進める。

サトウスポーツプラザ:加圧トレーニング・虚血循環生理学講座
 四肢の近位部(体幹側)をベルトで圧迫して加圧し、血流を制限した状態で筋力トレーニングを行う方式。通常よりも低い負荷で筋肥大がおきるのが特徴。本講座ではこの加圧トレーニングを中心に、各種疾患患者におけるリハビリ効果などを検討する。

 22世紀医療センターは、2006年度竣工予定の東大病院新中央診療棟(第2期)内の2フロアに設置する。今年4月に提携が決まった6社は、エヌ・ティ・ティ・データ、日立製作所、メディネット、田辺製薬、佐川急便、テルモの各社。

 東大病院のプレスリリースはこちらまで(pdfファイル)。(中沢真也)