2004.04.14

ドラッグストアの倒産が大型化、1件当たり負債額は3億円超に

 帝国データバンクは4月14日、「医薬品小売業者の倒産動向調査」を公表した。それによると2003年度のドラッグストアの倒産は62件で負債総額は約215億円。件数は1995年度以降、1999年度の61件の次に少ないが、負債総額は1997年度の約246億円に次いで多かった。その結果、1件当たりの負債額は95年度以降の9年間で最多の約3億4700万円となった。

 2003年度に倒産が大型化した背景には、愛知県や群馬県で、負債額40億〜50億円の地場のドップクラスのドラッグストアの倒産が発生したことがある。

 また、ドラッグストアが増加する90年代に入って設立された業歴15年未満の企業の倒産が、全体の半数近くを占めている点も特徴的だ。倒産の要因としては、販売不振が全体の約8割を占めている。

 ドラッグストア業界では、イオン・ウエルシア・ストアーズやマツモトキヨシなど大手によるグループ化と出店ラッシュが続いている。競争の激化とそれに伴う値引き競争などにより、資本力に劣る中小の中から行き詰まるところが出てきているわけだ。出店ラッシュはしばらくやみそうもないことから、今後も地場の中堅クラスのドラッグストアの倒産が発生する可能性が高い。
(井上俊明、日経ヘルスケア21

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