2004.04.13

【インフルエンザ速報】 京都、トリインフルエンザに伴う移動制限などすべて解除、大きな教訓残す

 京都府は4月13日午前0時に山田啓二府知事が記者会見を行い、同時刻をもって、高病原性トリインフルエンザの発生に伴う移動制限などがすべて解除されたことを宣言した。これによって鶏卵、鶏肉などの出荷が従来どおり再開されることになる。

 2月26日夜分の匿名電話に端を発したトリインフルエンザ流行は“事件”としては一応幕を閉じることになる。しかし、大阪府、兵庫県をはじめとする鶏卵や生鳥、鶏肉などの出荷先はもとより、流通、消費者、保健医療、教育の現場に与えた被害や影響は計り知れない大きさになった。

 京都府では、4月12日現在で402トン、600万個以上の鶏卵を保管しており、焼却処分を続けている。

 京都府の流行では、養鶏場の経営者の不作為や虚偽通報が被害を大きくした可能性があり、本来なら最大の損害を蒙った被害者が流行拡大の加害者としての責任を追及されるという異例の事態になった。当の経営者自身とはいえ、尊い人命も失われている。

 今後、法改正を含め、さまざまな対策が予定されているが、感染症対策における防疫の責任という点で、今回の流行は大きな被害と教訓を残すことになった。

 京都府のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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