2004.04.09

FDA、CDCらが食中毒に関する医療従事者と患者向けガイドを刷新

 米国食品医薬品局(FDA)や米国疾病対策センター(CDC)、米国医師会(AMA)などは4月7日、食中毒の診断と治療法などに関する指針、「Diagnosis and Management of Foodborne Illness: A Primer for Physicians and Other Health Care Professionals」を刷新した。医師や看護師向けのガイドのほか、患者向け食中毒予防のポイントなども盛り込んでいる。

 同ガイドでは、食中毒の原因となる細菌やウイルス、寄生虫などの種類別に、潜伏期間、症状と兆候、症状の現れる期間、原因となり得る食べ物、診断のための検査や治療法について、わかりやすく示している。また、抗生物質耐性のサルモネラ症やボツリヌス中毒、O157:H7大腸菌への感染、A型肝炎などについては、典型的な症例を紹介し、その症状から見極めるべき他の疾患と、そのために患者から得るべき情報などを列記した、ケーススタディ型の診断・治療ツールも提供している。

 なお、同ガイドブックによると、米国では食中毒で病気になる人は年間約7600万人、そのうち約30万人超が入院し、約5000人が死亡するとしている。また、食べ物に起因する死亡の75%以上が、サルモネラやリステリア、トキソプラズマのいずれかが原因だという。

 同ガイドは、AMAのホームページからダウンロードすることができる。詳しくは、FDAらのニュース・リリース、または同ガイドまで。(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)

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