2004.03.24

【ACC2004:循環器治療の最新動向に関する調査】No.1 「ここ1年で、利尿薬の処方が増えた」との回答は40%

 MedWaveは、米国心臓学会(ACC2004)を機に「循環器治療の最新動向に関する調査」を実施した。本日から結果を報告する。

 MedWaveが2003年3月に行った同様の調査では、「ALLHAT(Antihypertensive and Lipid-Lowering Treatment to Prevent Heart Attack Trial)研究は今後の診療に影響を与える」と回答した医師が75%に達していた(関連トピックス)。

 そこでまず、この1年で降圧薬の第一選択薬に変化はあったかどうかを尋ねたところ、「この1年で、第一選択薬は変わっていない」と回答した人が72人(69.2%)だった(有効回答数104人)。一方、「この1年で、第一選択薬が『異なる系統の銘柄』に変わった」は19人(18.3%)、「この1年で、第一選択薬が『同系統の異なる銘柄』に変わった」は13人(12.5%)だった(図参照)。

 また、カナダOntalio州の高齢者薬剤データベースの解析から、降圧薬の大規模臨床試験「ALLHAT」研究の最終結果発表を受け、降圧薬のシェアが大きく変動したことが明らかになった(発表後4カ月で、利尿薬の処方比率が急増、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などレニン・アンジオテンシン系抑制薬の処方比率が急減した)が、同様のことがあったかも尋ねた。

 その結果、「ここ1年で、利尿薬の処方は変わていない」との回答は59件で全体の56.7%だったが、「ここ1年で、利尿薬の処方が増えた」との回答も42件(40.4%)と迫っていた(右の図)。「ここ1年で、利尿薬の処方はむしろ減った」は3件だった。

 調査では、今後注目すべき循環器疾患は何なのか、ALLHATの発表後に降圧薬の処方動向は変化したのか、循環器疾患の診療に携わる医師が関心を持っているテーマは何なのか、などを尋ねた。

 MedWaveの会員医師にアンケートへの協力を呼びかけ、3月8日から22日までに104人の協力が得られた。回答者のプロフィールは表の通り(お忙しい中、調査にご協力いただきましてありがとうございました)。
(三和護)


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