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2004.03.24

【投稿】 「エイジング」という言葉の意味

 村田裕之氏の「スマートシニア・ビジネスレビュー 04.03.24 Vol.47」が届きました。今回のテーマは「『エイジング』という言葉の意味」です。

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「エイジング」という言葉の意味

 エイジング(aging)という言葉は、高齢社会やシニア市場を語る時によく使われる。だが、この言葉がもつ意味を一つの日本語にするのは難しい。

 エイジングという言葉では、これまでどちらかというと「マイナス」の側面が強調されてきた。

 エイジングという言葉には、本来「プラス」と「マイナス」の両方の意味が包含されている。だが、日本だけでなく、アメリカでもヨーロッパでもどちらかといえば「マイナス」の側面が強調されてきた。

 この反動からか、逆にエイジングの「プラス」の側面を強調しようとする傾向が近年見られる。

 たとえば、「ポジティブエイジング」という言葉が使われるが、前述の理由から、実はおかしな意味の言葉となっている。つまり、本来「ポジティブ(positive)」な意味のあるエイジングという言葉にさらにポジティブという修飾語をつけているため、 意味の重複になっている。

 また、「アクティブエイジング」という言葉もよく聞かれる。だが、この言葉はエイジングという過程を活性化(activate)するという意味になる。つまり、プラス面もマイナス面も活性化する意味であり、決してプラス面だけを活性化する意味にはならない。

 にもかかわらず、エイジングのマイナス面の払拭だけを強調するキャンペーンは、世の中にあふれている。

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http://muratainc.com/review/y2004/vol47.html