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2004.03.24

大日本製薬、糖尿病性神経障害治療薬AS-3210の第2相試験で好結果と発表

 大日本製薬は3月22日、同社が創製し、米国とカナダで開発を進めている糖尿病合併症治療薬「AS-3210」(開発コード)の第2相前期臨床試験が終了したと発表した。試験の結果、糖尿病性神経障害の発症・進行を抑制する可能性が示唆されたという。

 第2相前期臨床試験はソルビトールとフルクトースに対する神経内での蓄積抑制作用の確認を主な目的とする。試験結果は、この3月13日から17日までハワイのコナ島で開催された第1回国際ポリオールパスウエイ学会で、カナダToronto大学医学部のVera Bril氏が発表した。

 Bril氏らの研究グループは、軽度から中等度の糖尿病性末梢神経障害患者101例を3群に分け、AS-3210の5mg、同20mg、プラセボを1日1回、12週間投与するプラセボ対照二重盲検試験を実施した。その結果、腓腹神経細胞中のソルビトールとフルクトースの蓄積抑制は用量依存的に阻害した。感覚検査スコアは用量依存的な改善が見られ、問題とすべき副作用は見られなかったとしている。

 これらの試験結果から、投与によって糖尿病性神経障害の発症・進行を抑制する可能性が示唆されたため、糖尿病性神経障害に対する有用性を確認する臨床試験を今後実施するという。

 大日本製薬のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)