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2004.03.15

東京都、未承認ED治療薬成分含有の中国製サプリ名を公表

 東京都は3月10日、福岡市の業者が販売している中国製のサプリメントから、欧州などで勃起不全(ED)治療薬として販売されている治療薬の主成分の一つであるタダラフィル(一般名)が検出し、無承認無許可医薬品に当たるとして、販売業者と製品名を公表した。都が2003年度第2回の健康食品試買調査で発見したもの。

 製品名は「アリックス」、販売しているのは福岡市早良区のユーコムで、製品表示では中国原産とされ、原材料は黒蟻、コウキ、西洋人参、肉桂としているが、東京都の検査の結果、1カプセル中から15.4mgのタダラフィルを検出した。

 都では安易に摂取した場合、健康被害が発生するおそれが否定できないとして、服用しないよう都民に呼びかけるとともに、販売業者に警告し、併せて販売業者を所管する福岡県に措置を依頼した。

 タダラフィルは米ICOS社が創製したPDE5阻害薬で、欧米などでは米Lilly ICOS社が開発・販売を行っている。欧州、中南米、米国では2003年に発売した。日本では日本イーライリリーが開発を行っている。欧州での用法・用量は、軽度から重度のEDに対して、性交前に10mgまたは20mgを服用する。シルデナフィルと同様、狭心症治療薬などとして処方される硝酸薬との併用は禁忌とされている。

 東京都のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)