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2004.03.12

【ACC2004速報・番外編】 ファーストレディのドレス・デザイナーは?

 本学会の会場入り口には、女性の心疾患キャンペーンのシンボルである赤いドレスの最新コレクションが展示してある。3月8日の特別講演のために来訪したローラ・ブッシュ米大統領夫人は講演の後、このコレクションの前で記者会見に臨んだ。前大統領夫人のヒラリー・クリントンに比べるとごく普通の家庭の主婦に見え、それを逆にセールスポイントにしているローラ夫人だが、わずか2mほどの距離で対面すると、やはり強烈なオーラを発している。テレビ映像向けに記念講演を要約した短いスピーチの後、質疑応答が行われた。

 「お召しの赤いドレスはどこのものですか?」「あるニューヨークデザイナーのブランドドレスです」などとなごやかな話題で始まったが、全米ネットの猛者が居並ぶ米国の報道陣はこんな場でも容赦ない。「ブッシュ陣営が大統領選挙のCMで9.11の際の消防士の映像を使って批判されたが、あなたはどう思うか?」と切り込んだ。

 この場にふさわしくないとコメントを避けるか、お付きのスタッフが駆け込んで対応するのかと思ったが、夫人は微塵も動揺を見せず、「(CMは)米国民として悲しみを共有していることを示しただけ。(消防士のことに)言及してはいません」とさらり。応対は鍛え抜いた社交家、政治家のそれ、さすがファーストレディだと大いに感心した。

 ところが最後の質問で、「この後、どうされるんですか?」との問いに、「せっかくニューオーリンズにきたんだからレストランに行くわ。やっぱりここの料理を食べなくちゃ」と一言。あれ、記念講演で過食を避けてバランスのとれた食生活が必要だって話してなかったっけ? ニューオーリンズ料理はカキやジャンバラヤ、ナマズのフライなどが名物でカロリーもコレステロールもたっぷり。どうやら米国人の肥満傾向が収まるには長い時間がかかりそうな気配だった。(中沢真也)