2004.03.02

FDAが大腸直腸癌の治療に初の血管新生阻害薬を承認

 米国食品医薬品局(FDA)は2月26日、転移性の大腸直腸癌の第一選択薬として、初の血管新生阻害薬Avastin (成分名:bevacizumab)を承認した。FDAによると、Avastinを大腸癌の標準的化学療法と併用することで、治療対象となる患者の生存期間を約5カ月延ばすことができたという。

 Avastinは、遺伝子組み換え技術によって作られたモノクロナール抗体。新たな血管形成を促す、血管内皮成長因子(vascular endothelial growth factor;VEGF)を阻害することで、腫瘍の成長に必要な、血液や酸素、その他の栄養素を遮断することができると考えられている。

 FDAによると大腸直腸癌は、米国で3番目に多い癌だという。2003年には、全米で約14万7500人が新たに診断を受けている。

 Avastinの製造元は、Genentech社(カリフォルニア州South San Francisco)。詳しくは、FDAのニュース・リリースまで。
(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)

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