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2004.02.27

【インフルエンザ速報】 京都・丹波の養鶏場でトリインフルエンザ発生の疑い、鶏1万羽が死亡

 京都府は2月27日朝、府内で高病原性トリインフルエンザを疑う鶏大量死亡があったことを発表した。

 大量死亡があったのは京都市の西北西35km、京都府中西部に位置する船井郡丹波町の採卵養鶏場で、2月20日頃から毎日1000羽、合計1万羽が死亡していたもの。京都府では船井郡八木町の南丹家畜保健衛生所と城陽市の中央家畜保健衛生所に検体を持ち込んで簡易テストを実施したところ、結果は陰性だったという。現在、中央家畜保健衛生所で簡易キットによる検査を実施しているほか、ウイルス検査も行う予定だという。

 本件は、26日午後7時頃に園部保健所と南丹家畜保健衛生所に鶏死亡を告げる匿名の電話が入り、深夜になって養鶏場の責任者と連絡がとれて事実が判明、27日午前1時頃に立ち入り検査を実施、午前4時頃に検査を開始するという慌ただしさだった。大量死亡が始まってから既に1週間以上が経過して初めて実態が判明したわけで、高病原性トリインフルエンザであるとすれば、被害の拡大が懸念される。通報が遅れた経緯については不明だが、迅速な通報を基にする防疫体制に不安を投げかける事件になった。

 本件に関する京都府のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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