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2004.02.24

日立製作所、採血を要しない無侵襲の血糖測定装置を開発

 日立製作所は2月23日、採血を要しない無侵襲の血糖測定装置を世界で初めて開発したと発表した。

 日立は、代謝による熱産生に着目し、指先の温度、ヘモグロビンの酸素飽和度、血流量などのパラメータから血糖値を導く方式を採用した。これらの値を接触温度計、輻射温度計、多波長の反射散乱光度計などを組み込んだ複合センサーにより、指先をセンサープレートの上に置くだけで読み取ることができるようにした。

 穿刺による採血が不要なので患者の負荷が少なく、使い捨ての測定チップが不要なので、医療費の低減にも貢献すると期待される。肝心の測定精度については、市販の自己血糖測定器と同等だという。

 日立では今後、臨床治験を実施して、年内には、国内と米国で承認申請を行う予定で、2005年の発売を予定している。価格は、市販の自己血糖測定器の数年分のランニングコスト程度を検討している。2007年度の目標売上高は150億円だという。

 日立製作所のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)