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2004.02.16

中国製サプリ服用で肝機能低下などの副作用、シルデナフィル類似成分検出

 福島県と厚生労働省は2月13日、個人輸入された中国製サプリメントを分析したところ、勃起機能改善薬であるクエン酸シルデナフィルに似たヒドロキシシルデナフィルが検出されたと発表した。

 ヒドロキシシルデナフィルが検出されたのは、福島県内の35歳の男性が中国・上海から個人輸入した「三便宝カプセル」という濃い青色のカプセル剤。1月20日に県内の医療機関から福島県に、服用した男性が腹痛、嘔吐、下痢などの症状を呈し、肝機能が著しく低下しているとの報告があったため、福島県衛生研究所と国立医薬品食品研究所で分析を行ったところ、ヒドロキシシルデナフィルが検出されたもの。男性の症状と成分の因果関係については明らかでないが、服用にyほる健康被害のおそれが否定できないため、服用者に対して、服用の中止と医療機関の受診、保健所への連絡を求めている。

 厚生労働省では、ヒドロキシシルデナフィルを摂取した場合、クエン酸シルデナフィルと同じく勃起機能改善作用を持つ代謝物が生成されるとみなしている。医薬品であるクエン酸シルデナフィルに類似の構造を持つことから、同省は無承認無許可医薬品として、分析方法などを都道府県宛てに通知し、回収などの措置を要請するという。

 福島県のプレスリリースはこちら、厚生労働省のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)