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2004.01.08

山口県で50代男性死亡、中国製漢方薬服用による健康被害の疑い

 山口県は1月6日、県内の医療機関からの通報として、中国・上海で購入した漢方薬を服用していた50歳代の男性が、この漢方薬が原因と疑われる健康被害によって死亡したと発表した。死亡は2003年12月中旬で肺炎症状、肝機能障害、腎機能障害などの多臓器不全を示していたとされる。年齢など詳細は公表されていない。男性は糖尿病に罹患しており、この漢方薬のほか、2種類の糖尿病治療薬と風邪症状のためにPL顆粒も服用していた。

 この漢方薬は、上海の童涵春堂という店舗で販売されていたもので、粒剤50g入りの陶磁器製の壺型容器2個が化粧箱に入っているもの。医療機関が家族の話を聴取したところによると、患者本人が中国で購入したものだという。山口県環境保健研究センターで成分を分析したところ、糖尿病に効果があるとして販売されている中国製健康食品に含まれていたグリベンクラミド、N-ニトロソフェンフルラミン、フルラミンについては検出できなかった。このため同県では、この漢方薬を国立医薬品食品衛生研究所に送り、分析結果を待っている段階だ。公表された製品写真には日本語の説明書が写っており、国内に流通している可能性も考えられるが、山口県では今のところ、流通は確認していないという。

 同県では、漢方薬の安易な現地購入や個人輸入は重篤な健康被害につながる可能性があるとして、医師に相談のうえで服用するよう呼び掛けている。

 山口県のプレスリリースはこちら、本件についての厚生労働省のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)