2004.01.06

女性の尖圭コンジローマと淋菌感染症、過去10年の最高値上回る

 国立感染症研究所感染症情報センターが2003年12月26日に発表した2003年11月の感染症月報によると、性感染症では女性の尖圭コンジローマと淋菌感染症が過去10年の最高値を上回る高い水準にある。

 性感染症の全国定点921カ所からの報告によると、11月の月別定点当たり報告数(1医療機関当たりの患者数)は、性器クラミジア感染症が3.50(男性1.50、女性2.00)、性器ヘルペスウイルス感染症が0.86(男性0.36、女性0.50)、尖圭コンジローマが0.55(男性0.28、女性0.26)、淋菌感染症が1.86(男性1.43、女性0.43)だった。

 男性では性器クラミジア感染症(42.0%)と淋菌感染症(40.1%)が多く、女性では性器クラミジア感染症が62.7%と最も多い。

 女性の尖圭コンジローマの月別定点当たり報告数は2003年4月以降、連続8カ月間、過去10年間の最高値を上回っている。女性の淋菌感染症の月別定点当たり報告数も過去10年間の最高値を上回った。ただし、4疾患とも前月に比べると減少、あるいは横ばいの傾向にある。

 年齢階級別に見ると、4疾患とも20〜29歳にピークがある。男女別・年齢階級別に見ると、女性ではどの疾患も20〜29歳にピークがあるが、男性では、尖圭コンジロームが30〜34歳、性器ヘルペスウイルス感染症は35〜39歳が多い。

 2003年11月の感染症月報はこちらまで(pdfファイル)。(中沢真也)

■ お知らせ ■
 感染症法(正式には「感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律」)の改正(2003年11月5日施行)に伴い、従来、同法で「尖形コンジローム」とされていた疾患名が「尖圭コンジローマ」と変更されたため、MedWaveでも今後、疾患名を「尖圭コンジローマ」に変更・統一します。

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