2003.12.16

【読者の声】 「2型糖尿病診療の実際」調査から その1 「糖尿病の予備軍」ではなく「(境界型)糖尿病」が正しい、ほか

 MedWaveをフィールドに2003年10月に実施しました「2型糖尿病診療の実際」調査から、自由意見を紹介します。本日は、糖尿病・内分泌代謝内科で診療所にお勤めの方々からのものです。日常診療の何らかのお役に立てば幸いです。ご意見、ご感想は、MedWave編集部までお願いします。

 今回調査にご協力いただいた292人の方には、この場を借りまして、再度御礼を申し上げます。ありがとうございました。

◆糖尿病患者増加に伴い糖尿病薬が次々と開発、販売が開始され喜ばしいとは思う。しかしまだ大部分の新薬で大規模臨床試験での評価が定まっていない現状では、その安易な使用には慎重でありたい。まずは食事や運動等のライフスタイル変容に心がけるように指導することが最も大切であることは強調しておきたい。次に大切なことはEBMの観点からも医療経済的にもメトホルミンの保険適応使用最大量を欧米並みに増量することが最も有用と考える。<40〜49歳、福岡県>

◆診断確定後早期に教育特に食事指導(交換表準拠)に1時間以上要するが、指導技術料の設定が健康保険では設定されていない。外来指導に対応できる点数設定の必要性を学会などで2年以上唱えてきたが実現の方向に向いていない。指導の有無の実態を5年一区切り、20年間の実態の発表を続けたが駄目。診断後早期の指導評価がないと、慢性疾患指導料や丸めの生活習慣病の包括指導料では指導体制の実績は上がらない。<70歳以上、大分県>

◆治療開始時に、主治医がいかに熱意を持って、患者さんに正しい生活習慣を指導することができるかがすべてだと思う。<60〜69歳、石川県>

◆検診で早期の患者さんの発見に努め、その患者さんの進行を徹底して防ぐシステムの構築が必要。これ以上糖尿病性腎症による透析患者を増やしてはならない。<50〜59歳、福岡県>

◆患者のインスリンに対する抵抗感をなくすことが難しい。<40〜49歳、群馬県>

◆一般臨床医の軽症糖尿病に対する認識が甘く、早期に食事・運動療法が指導されていない。マスコミの表現も、「糖尿病の予備軍」ではなく「(境界型)糖尿病」が正しいのであって、大血管合併症はこの段階から始まることを広く啓蒙して欲しい。<30〜39歳、愛知県>

◆インスリン注射でないとコントールできない患者さんでも、なかなかインスリン注射を納得してもらえない。開業医に来る糖尿病患者さんにその傾向が強い。<50〜59歳、京都府>

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