2003.12.12

記憶力や学習能力をアップする「バコパ」 オルガノの関連会社が国内販売開始

 記憶力を高め、頭の回転を良くするとされるハーブ「バコパ」。そのサプリメントを、水処理装置の大手、オルガノが12月1日から販売開始した。

 同社のグループ企業のJOクリエイト(東京都文京区)が「オルエスト・ブラーミ」という商品名で通信販売するもの。150粒(約1カ月分)入りで8000円。

 バコパは、インドに自生する水草の一種。インドの伝統医学アーユルベーダで薬草として利用されてきた。米国では“頭に効く”ハーブとして知られており、バコパの抽出エキスを配合したサプリメントが販売されている。

 バコパエキスの有効成分は、サポニンの一種「バコサイド」。作用機序はわかっていないが、東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科客員教授の矢澤一良氏は、「脳への関所(血液脳関門)を通り抜け、脳内で抗酸化作用を発揮し、結果として記憶力や学習能力の向上につながるのではないか」と推測する。

 海外では、ヒトを対象とした臨床試験が行われている。例えば、2001年に発表されたオーストラリアでの試験では、46人を2群に分け、一方にバコパエキスを1日300mg、一方に偽薬をのませた。5週間後と12週間後に複数の単語を聞かせて、どれだけ覚えているかを調べる試験を行ったところ、バコパ群は偽薬群に比べ、有意に成績が良く、記憶能力や学習能力の向上効果があると確認された。

 有効量は、バコサイド量で1日60mg。オルエスト・ブラーミは、バコサイドを20%以上含むバコパエキスを5粒中に300mg配合し、有効量をクリアしている。

 また、脳の細胞膜に多く存在し、老化に伴う記憶力減退に効果があるというリン脂質「ホスファチジルセリン」も50mg配合している。(白澤淳子)

■ メールマガジンの登録はこちらから ■

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 13歳女児。繰り返す発熱 日経メディクイズ●小児
  2. 70歳女性。咽頭痛 日経メディクイズ●救急
  3. tPAや血栓回収が使える脳梗塞が大幅に広がる! トレンド◎脳卒中治療ガイドライン追補2019がまもなく公開
  4. 今季のインフルエンザ、異常な立ち上がりに インフルエンザ診療Next:トピックス
  5. 「夜型体質による不眠」を誤診していませんか 三島和夫の「知って得する睡眠臨床」
  6. 10歳代に増えるOTC薬の乱用、やっぱり危険! 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」
  7. 吸入ステロイドは毎日使わなくてもよい? Lancet誌から
  8. 遠隔ロボット手術、今後どう進む? 日本外科学会理事長の森正樹氏が現状と今後を紹介
  9. 内視鏡前の梅毒・肝炎検査、要らなくないですか 記者の眼
  10. 憩室炎を繰り返す患者を診たら考えたいこと 田中由佳里の「ハラワタの診かた」
医師と医学研究者におすすめの英文校正