2003.12.01

人口当たりの医師数は西高東低、最多は徳島県、最も少ないのは埼玉県−−2002年厚労省調査から

 厚生労働省が11月27日にホームページに掲載した2002年末現在の医師・薬剤師調査の概況によると、人口当たりの医師数は、東京など突出している地域を別にすると、中国、四国、九州で多く、東北、関東、中部で少ない西高東低になっている。

 人口10万人当たりの医療施設に従事する医師数は、全国平均で195.8人となっている。最も多いのは徳島県の258.7人で、高知県の258.5人、京都府の257.8人、東京都の253.7人がこれに次ぐ。反対に最も少ない県は埼玉県で121.8人と最多4都府県の半数に満たない。これに茨城県の136.6人、千葉県の141.9人が次ぐ。東京都以外の首都圏地域が少ないのは、東京都の医療機関が代替していると考えられるが、全国的な分布を見ると、東北や関東、中部などでは少なく、中国、四国、九州では多い傾向が見られる。

 近畿以東では、全国平均の195.8人を上回っているのは、7都道府県に過ぎないが、中国、四国、九州では、逆に平均を下回っているのは沖縄だけである。近畿以東と、中国、四国、九州で人口10万人当たり医師数の平均値を比較すると、1975年には東が、106.2人、西が120.7人と西が13.6%多いだけだったが、1986年には東140.1人、西167.2人で西が19.3%多く、1998年には東が180.2人に対して西は222.1人で23.3%西が多く、格差は広がる傾向にあった。2002年には東が185人、西が228.2人で西が23.4%と、1998年とほぼ同じ比率になっている。

 2002年の医師・歯科医師・薬剤師調査の概況はこちらまで。(中沢真也)

■ 関連トピックス ■
◆ 2003.12.1 医師総数は26万2687人、20歳代で女性が3割超す−−2002年厚労省調査から

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 若年男性に生じた腹痛、必ず聞くべきことは? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
  2. 学会はスーツで行くべきなのか 倉原優の「こちら呼吸器病棟」 FBシェア数:500
  3. 病院の「介護医療院」転換に予想外の傾向! 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:22
  4. お尻に注入しないで!(食事中に閲覧しないで) 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:297
  5. 民間病院から大学教授を毎年輩出する秘訣 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:43
  6. 大腸癌検診は旧態依然でいいの? 田中由佳里の「ハラワタの診かた」 FBシェア数:27
  7. 記憶障害のみでゆっくり進行する認知症とは 発見者の金沢大学脳老化・神経病態学(神経内科学)教授山田正仁氏に聞く FBシェア数:95
  8. 最年少教授が拓く「臓器の芽」による新移植医療 特集◎再生医療はここまで来た!《4》 FBシェア数:233
  9. 中年期以降の飲酒量と認知症のリスク BMJ誌から FBシェア数:106
  10. 60歳代女性。胸部異常陰影 日経メディクイズ●胸部X線 FBシェア数:0
医師と医学研究者におすすめの英文校正